〜かっぷ🐷BLOG〜

アラサー正社員OLがアンビシャスに退職してワーホリで憧れの海外生活と外資系豪華客船クルーズの船員になったお話など

【完全ガイド】STCW船員研修inマニラ!想像よりも過酷で楽しい!?

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こんにちは、かっぷです!

前回は船員研修に行く前とマニラで起きた珍事件について記載させていただきましたが、
今回はマニラでの船員研修の内容と感想など詳しくご紹介させていただきたいと思います~♪

船員として従事するためには、まずはSTCW研修という船員になるための訓練を受け、その証明書を取得しなければなりません。

 

STCW条約とは?
1978年の船員の訓練及び資格証明ならびに直面の基準に関する国際条約

The international Convention on standards of Training,Certification and Watchkeeping for Seafarers,1978

研修コースについて

私はマニラのmagsaysayというトレーニングセンターで、
下記の4つのコースを土日と祝日はお休みで、23日間で行ってきました!

・Basic Training

・Crowd Management

・Security Awareness Training

・Crisis Management


・Basic Training

実際に行う内容は、下記の4つ

個々の生存技術
防火・消化活動
個人の安全と社会的責任
基本応急処置

といってもピンときませんよね><;

要は船員として船に従事するために、お客様を守るためにまずは自分の身を守るべく、船上での生活やあらゆる船上の装置等幅広くまなびます。

応急処置のファーストエイドの使用方法や包帯の巻き方など。。
まさに船員にならなければ経験しなかったであろう経験です。

そしてコースの終了間際、三日間の実習研修にフィリピンのカビてのタンザというところに行きました!

バスで朝一で集合して現地の研修施設に行くのですが、仲良くなったフィリピン3人の友達のうち、2人の友達は研修施設と同じカビテに住んでいて、もう一人の友達はパラワン出身だったので、その友達が提案してくれ、二人でタガイタイというリゾート地に一泊、カビてに一泊して翌日カビテに住んでいる友達二人に迎えにきてもらい、研修地に連れて行ってもらうというプチ旅行からの研修に挑みました!笑

現地では、救助ボートを使った実践や、飛び込みの練習に、実際に消火器にて消化活動まで。。
これも消防士を目指したことない私は、もちろん初めての経験・・笑

そうそう!泳ぎの練習もあって、仰向けで1分間?など浮かぶ練習もありました!

泳ぎがまあまあ得意な私は、立ち泳ぎや水中浮遊も楽々だったのですが、
どうして日本人はそんなに泳げるんだ!?まるで忍者のよう。。と女子にも男子にも驚かれました。。

とってもいい気分になっていた私ですが(笑)それもそのはず、学校にプールがあって水泳の時間があって、先生に教えてもらってって、当たり前だと思っていたのですが、プールを置く設備料など先進国でないと学べないことだったのですね。。

ワーホリの時も韓国と中国のルームメイトは、プールの授業はなかったと言って驚いていたのですが。。
ましてはフィリピンは海に囲まれているのに・・泳げない人なんているのかと思っていましたが、こんな理由があったのですね。。

はああ、この歳になるまでこんなことに気づかなかったなんて・・
これもひとつのいい経験でした。。

そして最後のCrisis Managementでは、船会社によって必須じゃない場合もあるようで、ぐんと人数が減りました。

実際に救命ボートに乗り込むまでのお客様の誘導等を各グループ担当に分かれ実践しました。

 

講師は一人だけだったのですが、何十人と研修生をまとめ厳しく指導する講師に初めはなんか怖いしわざと私を当ててきたり苦手だったのですが、船員としての厳しさとスムーズで的確な指導を受け、本当にすばらしいなと感動しました。

いや、この時は無事にクリアできるよう、自分のタスクで精一杯でそんなこと考える余裕もあまりなかったのですが。。笑

ちなみに、この研修私は全部で500ドルぐらいだったのですが、フィリピンの友達たちはみんなキャンペーンを使用してその半額でした。

その話をすると「それはおかしいよ!明日一緒に受付に聞いてみよう!」とどこまでも頼り甲斐のある友達でフィリピン人がさらに大好きになりました。

が・・結果半額にはなりませんでしたw
外国人なので保障がなんとか・・あとは忘れました笑

ですが、実際に同じコースを日本で受けるとこんなに違うのですね。。!
基本コースだけでこんなに違うとは・・

例)日本サバイバルトレーニングセンター
STCW基本訓練コース(5年間)
298,000円

あとは研修仲間だけでなく講師の方々にも聞かれたのですが、
なぜ日本で研修を受けなかったのか??

なんでって・・・?
私が知りたい!!笑

おそらく私の働いていた船会社とパイプが密なのでしょう。

ですが、マニラで研修できたことは本当に私の一生の財産になりました!

金額だけでなく、英語で船員についての心得と知識を得られたこと(はじめはきつかった・・けどモチベーションになりました)、フィリピン人の環境で研修や生活ができたこと、仲のいい友達(感謝;;)ができ、現地でカラオケや旅行、友達の家に泊めてもらったり、最高に楽しすぎる滞在ができたので、大満足でした!

これから船員研修をされる方の少しでも参考になれたら嬉しいですo^^o"

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