【マニラ船員研修】珍事件勃発！フィリピン人とのギャグのような日々

みなさんこんにちは「かっぷ」です！

今回は無事、豪華客船のクルーとして外資系クルーズ会社に無事採用されたあと、船員として船上で従事するために受けなくてはならない「船員研修(STCW条約)」の研修内容をお伝えしようと思ったのですが、そこまでにまつわる珍事件が多すぎて・・文がまとまらないため、まずは・・

フィリピンへ旅発つ前から現地での珍事件？の数々をお伝えいたします～！
（当時はこんなテンションではないw）
こんなことがあったのかという軽い気持ちで読んでいただければ嬉しいです。

まさかのマニラへ飛べない・・この会社大丈夫かな。。？

採用の通知を受けてから、私の場合は中国のエージェントとやりとりをしていたのですが、

「マニラにて23日間ほど滞在して船員研修の修了書を提出して下さい」

とのことで、そこまでの期間は健康診断や麻疹、水疱瘡、疱疹(おたふく)、黄熱←私の場合は間に合わずマニラにて受けました。正直不安がありましたが。。等の予防接種を終え、いざ研修当日、送られてきたEチケットを持ち空港の航空会社カウンターにチェックインをしにいくと・・

「復路の予約がないので搭乗できません」

なぬ！どゆこと！？？Σ（｀Q｀；）

そうです。。確認しなかった私も悪いですが（元旅行会社勤務なのに・・）
マニラ→日本のチケットの予約がなかったのです。

通常往復チケットか、第三国への予約がないと搭乗できないのがどこの国も基本ですよね。。とほほ

そして中国のエージェントとは連絡が付かず、採用担当の方となんとか連絡がとれ、直接航空会社の方とも電話で話してくださり、次の便で予約をしていただけるとのことで一安心。。

ラウンジで休憩しながら連絡を待ち・・
今度は中国の担当の方から連絡が来た！

と思ったら、聞いていた話と異なりというか登場人物が多すぎて大混乱(笑)
結局予約の確認ができず搭乗できず、その日は帰宅しました。。

休日にも関わらず、採用担当の方とエージェントの方には心強く素早い対応をしていただいたものの、この会社の組織に問題があるのかと・・

いろいろぐっちゃぐちゃ笑

家族からもあんたの会社大丈夫？と不信感が募るばかり・・

友人のお父さんが外資系航空会社の元役員さんだったので、相談して心配した友達がお父さんに話してくれ、入国関係だけでなく外資系で働く際に心得ておくこと、クリアにしなければならないことの英文の添削まで手取り足取り・・

さらにご自身の経験談を含めいろいろと話してくれました。親になって初めて親の気持ちが張り裂けそうなぐらい分かったと。

その言葉から娘を思いやる父親の目には見えない深い愛と哀愁を感じました。
また、一人暮らしをしているのに毎日お父さんの晩御飯を食べに実家に帰る友人の親を思う気持ちもわかりました。

自分の両親はもちろん、こんな風に支えてくれる人たちがいて好きなことができているんだという感謝と、この歳になって周囲に心配をかける自分の情けを感じまだまだ子供なんだと恥ずかしい気持ちになりました。

でも決めたからにはやり遂げる！
これが最後の挑戦という気持ちで突き進むことにしました。

そして乗船は一週間後に延び・・

家族の会社への不信感や負い目を感じながら一週間また自宅にいなければならない嫌悪感がありましたが、実際には日程が合わずおじゃんになったはずのTOEICも受けることができたり、研修後そのまま乗船の予定が、乗船まで３日間自宅に帰ってこれることになりました。

その際も中国のエージェントから電話をもらい別の担当者の方が対応してくれ、日本語で

大丈夫大丈夫♪心配ないですよ～

と陽気に励ましてくれたり、採用担当の方が会社への不信感を取っ払ってくれたり、いろいろなサポートがあり無事一週間後にマニラに到着することができました。

①ホテル珍事件　〜独自値段交渉→激安宿へ移動〜

そうそう、書き忘れてしまいましたが、この船員試験が受かるまで、要は帰りのチケット以外の往路チケットおよび研修費、ホテル代、現地での食費や移動費も全て自分もちです。

唯一数ヶ月後日本人として乗船した会社直接経由で雇用された仲間は航空券もホテルもマニラの金融街のマカティ(ルーフトップバーや高層ビルが立ち並ぶエリア)で夜景の見える一人部屋で無料など・・どうしてこんなに差があるの！？笑

とにかく私は散々な目にあいました！笑

でもいろいろと今も書いていてワクワクするような「ネタ」がたくさんできたのでよしとします（笑）

まず空港について、ホテルのお迎えの方(よくプラカードを持って立っている)がいるはずの場所に誰もいないw

心配になった私はホテルの担当の方の連絡先に電話をしようと・・
でもまだSIMカードももっておらず、警備員の方に事情を説明すると・・

「俺の携帯をつかっていいよ」

となんと即貸してくれたのです！！
日本ではないこの臨機応変さ・・早速フィリピンが好きになりました笑

電話は繋がり、渋滞しているからちょっと待ってねとのこと。
そしてお迎えの女性の方が到着し、ハグをしてくれとてもフレンドリーに話してくれました。

そして大体50ドルとしか情報がなかったので（ここにたどり着くまでもエージェントと採用担当の方に沢山質問をした・・）
ホテルの金額を聞くと、いくらなら泊まれるの？と逆に質問をされ・・

23泊するので聞いていた1日50ドルで泊まると、
23×50ドル＝1150ドル！！

いくらなんでもこんな大金払えるわけないでしょが！@A@

なので責めて600ドルに抑えたいというと、

「オケー！」

と軽く交渉成功！不安なので本当にいいの？と念入りに確認もし、ホテルで２泊ほど滞在し、
請求書作るからちょっと待っててねと

・・・

いやいやちょっおまw全っ然金額かわってないやんけー！！www

対応してくれたのはフロントの若いかわいいお姉さんでしたが、お姉さんも「知らないよ・・直接〇〇と話す？」

と送迎の車でハグした女性を一緒に帰ってくるのを待ち・・

話すとそんな金額で泊まれる訳ないでしょとひとこと。
おいおい、それはないでしょと！！

確かに確認したし、絶対ペソの換算で騙されてる・・
いつもだったら私の英語が悪かったと自分に自信がわりとないタイプですが、

今回は確実におかしい！！笑

ホテルの方も商売なので、何かを勘違いしたのか都合よく解釈していたのかいまだに理解できませんが、結局私の希望している価格に近しい価格で朝食抜きの代替え案等をだしてくれたのですが、

トイレも流れないわWIFIも調子悪く繋がらないわ大してきれいじゃないという不満から、研修先のフィリピンの仲間に相談し、研修センターと同じ会社のドミトリーがすぐ近くにあるからそこに移動するといいよっ安全だしと教えてもらいその日のうちに見学を済ませ、宿泊しているホテルに事情を話し、快く承諾してくれたので即移動の荷造りw

なんと1日7ドル、14人部屋！笑

エージェントからも渡航前にこのドミトリーのことは聞いており、大部屋だから貴重品の問題や、ましてや日本人だからおすすめしないと言われていたのですが、きちんとガードも24時間体制で入口で見張りをしてくれていて、研修関係の人のみ宿泊が可能とのことで、

大部屋にはワーホリでのバッパー移動で自信があったかっぷ(私)は安全面に問題なしと判断し元のホテルに3泊後、そそくさと移動したのでした。

ここからが悲劇！笑

②ホテル珍事件　〜同居人の愉快なおばさんにお金を騙し取られそうになる〜

激安ドミトリーでは、旦那さんが泊まっているという、きもったま母さん的なフィリピンのおばちゃん、よく笑う恋多き女19歳、英語が上手なバーテンダーを目指す20歳、45歳の再婚３児の美魔女母の4人がルームメイトに。

ダンクベッドが７台とトイレ・シャワー・洗面台がひとまとめになっている場所がひとつでしたが、14人部屋に5人だったので快適でした。

その愉快なおばさんがみんなをまとめるムードメーカー的存在(いわば主)だったですが、まあとんでもない破天荒ww

みかんをくれたり、食事に誘ってくれたりすんごくフレンドリーで私の子供みたいだわとすごく可愛がってくれたので私もすっかり信じきっていたのですが、

ある日部屋に二人きりになった際に、

「すごく話すのが恥ずかしいんだけど、ここだけの話聞いてくれる？」

とこっそり私を自分のベッドまで呼び寄せ

「昨日旦那のATMから50万引き落とされちゃってお金が全くないの。。来週の木曜日までには返すから１K貸してくれない？」

と・・。

お金を貸して・・
どうしよう・・
てかそもそも１Kってなんぞや？w

1万円ぐらいの感覚でいたのですが、1,000ペソとのことで日本円で2,500円ぐらい。
ならばそんなに高額でないしすごく優しいおばさんなので信じたいという気持ちもあり、すんなり貸してしまい叶姉妹。。

ありがとう！ありがとう！とご機嫌なおばちゃんでしたが、その次の日部屋に両手に沢山の食材やお菓子の袋を持ってご機嫌に帰宅してきました。

そんな中でもバカな私は、私のお金でやっと食材が変えたのかなと呑気に思っていたのですが、その晩も外にご飯を食べに行かない？と部屋のみんなを誘い・・
私はいきませんでしたが、ルームメイトと陽気に帰宅。

いや、いくらフィリピンでも足りないよね・・？

そしてお金も盗み取られてそんな陽気な人いるか？？

とようやく不審に思った私は研修で一緒のフィリピン人の友達に
(というかここまでフィリピンの方としかお会いしてませんwいやフィリピン滞在中ずっと)

この出来事についてああでこうでと説明し相談すると・・

「なんでお金貨したの！！日本人だからお金持ってるし優しいし、もう貰った気でいるよ！今日帰ったら絶対に、いつ帰るのか聞いてすぐ返してもらいなよ」と・・

そしてその晩おばちゃんと二人になれたので聞いてみることに・・

「いつまでこの宿にいる・・？」

「あ～明後日の朝までかな」

え！！来週の木曜日に返してくれるって言ってたのに、友達の予想通りドロンするつもりやないか～い！

「え！あのお金・・」

「あ～そうだね。。国際バンクはもってる？送るから口座おしえて」

そんなの絶対振り込まれる訳ないし信用できないので、

「そんなの持ってないよ！今ないと私も困るの！すぐ返して」

と私ながらに強めに強要すると、オケ～ちょっと待って～と出て行きすぐ戻ってきて

「サンキュ～」

と誰かにお金を借りてきたのか目も合わさず返済してくれました。

その後はもう悪人にしか見えなかったですw
いや本当に悪人なのか自分のバカさに呆れましたね・・とほほ

友達にはその後、船に乗っても絶対に誰にもお金かしちゃいけないよ！いつその人が船から降りるかなんてわからないし、友達は選ばないとだめだよと口すっぱく言ってくれました。

日本人は平和ボケしすぎているのと、これが貧しい国で生活することなんだと身をもって経験しました。

それにしても頼もしい友達には感謝しかありません。。

③ホテル珍事件　〜ゴキブリに顔面を２度も噛まれる〜

はい、滞在中２度もひどい目にあいました。ゴキブリに顔面を噛まれるなんて・・

夜中顔が痛痒く目を覚まし、鏡を見ると・・

なんと目の周りがおいわさんのように腫れ上がり、顎やほっぺなどが大きな蚊に刺されのようにプクッと・・

ああ～ひどい蚊に刺されと思い研修センターへいくと、クラスメイトから「どうしたのその顔？」と

「蚊に刺されちゃったよ～すっごくかゆい」と言うと

「ひひひ、それ蚊じゃないよ。ゴキブリだよ」

えええええええええ～～～！

うそでしょ・・いやいや冗談でしょと信じていなかった私ですが、ネットで詳細を見せてくれた友達、フィリピンではみんな経験済み。普通のことさ♪

と・・

それもそのはず、大部屋だし昨夜はMang Inasalマグイナソル(フィリピンで人気のチキンのチェーン店)とハイネケンをベッドの上で飲み、真っ暗な部屋でシャワー室を待ちきれず、歯を磨き忘れて寝てしまったんだっけ・・

   

（マグイナソルのチキンとライスセット約250円＆ハイネケン100円ちょいとmagcorp-マグコープの14人部屋；｀ω´）

ゴキブリが美味しい匂いと環境を好んで私の顔を噛みちぎったようです。
人間の5倍も強い噛む力があるそう。。考えただけでぞっとする。。

オーストラリアではベッドバグで体のかゆみに泣かされ、マンゴーファームで顔が扇風機おばさんのように腫れ上がり全身のマンゴーラッシュから痒みに苦しんだ私ですが、ダメージから言うと全く軽い方ではありますが、グロテスク度ナンバーワンですwww

２３日間で２度もありましたよ。。
寝るのが毎日恐怖すぎました(笑)

まとめ

珍事件はこのぐらいでしょうか。。

黄熱の注射も現地の国際機関で無事接種し、腫れたり何か食べ物でお腹を下したりもなかったのでそれ以外は◎でした！笑

みなさん、実費と言われたら自分が納得するまで戦うのと、お金の詐欺、ゴキブリにはくれぐれも気をつけてくださいね。。

最後までよんでくれてスラマッポ～！

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